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大葉とシソ

大葉とシソは同じもの?

「しそ」と「大葉」違いは呼び名だけです。

「しそ」というのは、シソ科シソ属に分類される植物全般を指します。

「大葉」は、青ジソを葉の形状のまま香味野菜として使用する場合のみに使われる呼称です。食用の香味野菜として販売されるときは「大葉」と呼ばれ、植物として青じその葉を指すときには「大葉」と呼びません。

大葉と呼ばれるようになったのは、青ジソを販売する際にシソの芽と葉の区別が必要となったためと言われています。

また、地域によっても呼び方の違いがあるようです。

シソと呼ぶのは、中部地方から東の日本海側に多く、関西より西では大葉と呼ぶことが多いそうです。

シソと呼ばれるものに赤ジソがありますが、青ジソが通年市場に出回るのに対し、赤ジソは初夏が旬となります。

シソの活用方法

シソにはβ-カロテンやカリウム、ビタミンK、ビタミンCなど栄養素が豊富に含まれています。

栄養素以外にも、しその爽やかな香りは「ベリルアルデヒド」という成分によるもので、消化不良や食欲不振を解消してくれる効果があるといわれています。

赤ジソは、ジュースや梅干しの色付けに使われることが多い品種です。

赤ジソに含まれるシソニンは梅にたくさん含まれているクエン酸と反応することで、青い梅の実をきれいな赤色に変える役割を担う色素成分で、梅干しを作る際にも活躍しています。赤ジソでつくるジュースは疲労回復効果や食欲増進作用があります。

また、シソ自体にピロリ菌の抗菌、防腐作用がありますので、食中毒発生しやすい夏のレジャーやスポーツのお弁当に入れるのもおすすめです。

180度で15分加熱してパリパリにしたシソを砕けば、お手軽自家製ふりかけの完成です。

保存方法

濡らした新聞紙やキッチンペーパーにくるんでから冷蔵庫で保存しましょう。

1〜2週間保存しておくことができます。

冷凍する際は、さっと水洗いし水気を切り、シソ同士がくっついてしまわないように密閉袋などに入れて保存します。1ヶ月ほど持つので、長期保存したい場合は冷凍にしましょう。