樹木の“休眠期”を利用してサクラを早期開花させる方法

「休眠期」を利用して、通常より早く開花させられます♪

こんにちは!
E&G HIRANOYA グリーン担当の菅原絢美です。

今回は、サクラの開花をコントロールし
早く花を咲かせる方法
についてお話ししたいと思います。

サクラのような落葉樹は
冬の寒さを感じて活動を停止し「休眠期」に入ります。
その間も寒い期間がどれくらい続いているかを感じ
開花の時期を調整しています。

つまり、一定期間、寒さにさらされることで
休眠を解除し(これを「休眠打破」と言います)、花を咲かせるのです。
そのため、休眠打破のための条件を整えれば
ご自宅でも早い時期にサクラを開花させることができます。

サクラの早期開花はご自宅でもチャレンジできます♪

用意するものは
落葉後の枝(一般的に開花が難しい品種もあります)、
新聞紙、ビニール袋、花びん。

手順は以下の通りです。

①:落葉後の枝の湿度を保つため、ビニールで覆うか、湿った新聞紙で枝を包み、
冷蔵庫などで一定期間、低温(約0〜7℃)にさらす。
期間の目安:およそ40〜60日間
※この工程で「休眠が解除」され、温度を上げると花が動き出します。

②:①の低温処理が終わったら、室温15〜20℃前後の室内に移す。
湿度を保ちながら徐々に温度を上げ、最後は日光を十分に当てる。
急に高温にすると花芽が傷むので注意する。
※これを「促成栽培(加温)」と言います。

促成栽培を始めて約2〜3週間後に開花します。
最後に日光を十分に当てることで、サクラの花色や形が良くなります。

若い木や未熟な枝は花がつきにくいのでご注意ください。
品種によって必要な低温時間が異なりますので
詳しくはお気軽にお問い合わせください。

ご自宅にあるものでできると思いますので
興味のある方はぜひ、挑戦してみてください!

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